惨敗2

仕事関係のあつまりで、ゲストスピーカーとして話す機会があった。
そしてそのあとの懇親会では人生ほぼ初となるライブ。
人前でしゃべったり演奏したりするときの以前ほどのパニック級の緊張というのはなくなっている、だいぶマシになっていると感じていた。
ひれふす態度というのが関係しているような気がする。

でもそれでもやはり自分が臨在して何かをゲットしてやろうという気はまだまだ満々で、
それが防衛的な態度や緊張につながっている。
そして「ひれふしていい感じに緊張せずにいる」というのも「他者と対峙するための武器」にしようとしている。

今回の内容はすべて映像として残ることになるわけだけど、
その映像をちらっとみただけで「ぜんぜんできてねー」「姿勢もわるいし」「しゃべる声もぼそぼそできこえにくいし」「相変わらずあせってどもってるし」「演奏もあれだけ練習したのに肝心なところでリズムぼろぼろだし」というのがわきおこる。

知覚しているさまざまな状況から、もう本当に、この個人、人間として何かをゲットするとか成し遂げるとか達成するとか成功するとかを本当にあきらめるしかないような感覚がわいてきている。
そこにこころを傾けても報われないというか。
「本当にひとつのことだけにこころを傾けるしかない」というのが、
毎日の経験のなかでだんだんとはっきりとしてこざるをえないようになってきている。

そのひとつのことというのは、言葉にすると何か失われてしまうような気がするのだけど、
「神への献身」みたいな言い方になるのだろうか。

聖霊、イエス、どうか助けてください。教えてください。
わたしはあなたを受け入れます。
わたしはあなたの導きにしたがいます。
ありがとうございます。