たしかなもの、頼りになるもの。

今日台湾に飛行機が着いたとき、まためまいと気持ち悪さで立ち上がれなくなり、車椅子で税関まで連れて行ってもらうということが起きた。

立ち上がれなくなったときは頭を上に置いておけない感じで、

必然的に床にひれふすようにして休んでいた。

この格好がいちばんラクに感じられるので、このまま10分ほど休ませて、とCAさんに頼んだ。

去年の合宿のときに少し似てると思ったけど、

今回は死にそうな気持ち悪さがついてきた。

気持ち悪さで倒れそうになったとき、死ぬときはこうやって死んでいくんかな、と思いながら、死ぬときにはそれまで自分の人生の内容だと思っていたことが何一つ頼りにならなくて、

そんなこと言ってられなくて、
内側のイエスのような何らかの存在感しかたよるものがない、確かなものはそれしかないんだな、と感じられた。