恩寵

エスちゃん、
父との関係をここまで導いてくれてありがとうの。

ここまで覚悟を決めさせてくれてありがとうの。

この前言い合いになったとき、
もうこのトリガーが関係ないと思えるような
根源的な叫びのところからお互いに出させてあげんとどうしようもならんこと、

ほいで
父の状態やこれから起きるかもしれんことについて、
自分自身覚悟が決まっとらんかったことについて感じさせてもろうたんや。

たとえば父が勝手に莫大な借金してもうて、
その取り立てに追われるようになるとか。

たとえそういうことが起きようと、
自分はどうあるんか。
詐欺グループとのかかわりをやめさせるとか人の行動をコントロールしようとすることを手放して、
誰との関係においても、
自分はなにを求めて生きるんか。

そういうところに立ち向かわせてくれたわ。

その覚悟を感じながら彼とののしりあいのように見えることが起こったけど、
出すべきものが出されたっていう感じがしてなかなか気持ちよかったんじゃ。

まあひどいこと言われたし、こっちも酷い態度とったけどの。

でも実際にそういうの出して、そんなんが出てもええんじゃ、ありなんじゃっていうことをいやおうなしにふたりとも体験できたのはすげえよかったと感じとるんじゃ。

いやよかった以上やな。

恩寵じゃと感じとる。

 ありがとうの。